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北朝鮮「テポドン2号」発射を予告

北朝鮮は24日、「人工通信衛星の打ち上げ」という名目で、長距離弾道ミサイルを実射することを予告した。

北朝鮮の「朝鮮宇宙空間技術委員会」報道官はこの日「人工衛星の実験通信衛星“光明星2号”を運搬ロケット“銀河2号”で打ち上げるための準備が、咸境北道花台郡(ハムキョンブクド・ファデグン)にある東海(トンへ)衛星発射施設(舞水端里の基地)で本格的に進められている」とし「衛星の打ち上げに成功すれば、北朝鮮の宇宙科学技術は経済強国に向かい、もう1つの大きな一歩を踏み出すことになる」と述べた。

北朝鮮がこの日言及した咸境北道花台郡舞水端里の基地は98年と06年、長距離弾道ミサイルのテポドン1、2号を、事前予告なしに打ち上げた所だ。同報道官はしかし、具体的な発射の時点には触れていない。この報道官はまた「現在、宇宙の平和利用は世界的な流れだ」とした上で「数年内に国家経済の発展に欠かせない実用衛星を打ち上げ、その運営を正常化できると予見している」と付け加えた。


北朝鮮は98年にテポドン1号を発射した際も人工衛星「光明星1号」だとしており、今月7日には労働(ロドン)新聞に「宇宙を平和的に利用する権利は誰にでもある」という論評を出している。

これについて軍情報筋は「北朝鮮がまだテポドン2号を発射台に搭載していないと聞いている」とし「現在、舞水端里の基地で計測装備とレーダーを設けるなど人と自動車が忙しく動いている」と伝えた。同筋は「北朝鮮が発射準備を正常に行えば1-2週間以内に終えられるとみられる」とし「ミサイルを発射台に搭載しても、燃料の注入には約5~7日がかかり、発射の時点は政治的に決まる可能性がある」という見方を示した。

青瓦台(チョンワデ、大統領府)高官は「ミサイルの発射が行われないとは予断できない」とし「状況を注意深く見守りつつ対応策を講じる考えで、対応態勢に万全を期し、国民の安全と生命を守るために全力を尽くしたい」と強調した。



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