この３０年間で最も革新的だった発明品は何か。

米経済専門紙フォーブスは２３日、米公共放送局ＰＢＳとペンシルベニア大ウォートン・スクールが選定した発明品のベスト３０を紹介した。

第１位には予想通り「ブロードバンドインターネット」（広帯域インターネット）が選ばれた。ＰＢＳとウォートン・スクールは各国の回答者から、およそ１２００個の革新的な発明品を推薦してもらった後、８人の専門家で構成する審査委員会を経て、発明品のベスト３０を選んだ。


審査に参加したマックミーランさんは「発明品の中には突然登場し、あっという間に消えていくものが相当数ある」とした後「インターネットは関連産業を形成し、それ以降、ほかの新技術を導き出した」と評価した。

第２位にはパーソナルコンピューター（ＰＣ）とノートブックパソコンが選ばれた。その次は携帯電話、電子メール、ヒトゲノムマップの順だった。磁気共鳴画像装置（ＭＲＩ）とマイクロプロセッサー、光フィーバー、ワードプロセッサーをはじめとするオフィス・ソフトウエア、レーザー・ロボット手術がベスト１０入りした。

第１１－２０位には▽リナックスのような「オープンソース」ソフトウエア▽発光ダイオード（ＬＥＤ）▽液晶表示ディスプレー（ＬＣＤ）▽全地球測位システム（ＧＰＳ）－－などが含まれ、第２１－３０位は▽デジタルカメラ▽バイオ燃料▽バーコードとスキャナー▽抗ＨＩＶ（レトロウイルスの一種で、エイズを発症させる）療法－－などだった。