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KT、IPTV・ワイブロ・インターネット電話の3大事業を育成

KTは今年から通信と放送のコンバージェンスと有・無線統合に積極的に着手する。通信・放送の融合市場にはIPTVで、有・無線統合市場にはワイブロ(携帯インターネット)とKTF合併で足掛かりを作る戦略だ。KTの李錫采(イ・ソクチェ)社長は最近、このような意志を役職員らに強く表明した。李社長は「韓国情報技術(IT)産業が停滞しているように見えるが、放送・通信・インターネットの融合サービスで“第2のIT革命”を成し遂げられる」と強調する。有・無線通信と放送との融合事例として、韓国産の技術が主導するワイブロを選んだ。

李社長は「ワイブロを“モバイルIPTV”として昇華すれば、有線、無線、放送を結ぶ次世代の代表的な放送通信コンバージェンス・サービスになるだろう」と説明した。これに固定電話に縛られていた有線サービス事業をインターネット電話の方向に多角化する計画だ。

つまり、KTは3大未来随従産業を▽IPTV▽ワイブロ▽インターネット電話と捉えたのだ。


まずは昨年末にサービスを導入したリアルタイムIPTV ‘メガTVライブ’のコンテンツを補強する計画だ。現在KBS(韓国放送公社)、MBC(文化放送)、SBS(ソウル放送)3大地上波TVはもちろん、オンメディアなどケーブル放送(41の番組)をリアルタイムで見ることができる。また8万5000本のビデオ・オン・デマンド(VOD)や両方向の情報サービスを取り入れた。リアルタイムで行われる学習塾の講義や学習管理などの教育コンテンツのほか、ホームネットワークや遠隔医療スタッフチームなどを導入、IPTVを単純に見て楽しむ媒体ではなく、生活革命を起こす情報窓口に格上げさせる。

次世代のモバイルインターネットのワイブロサービスも今年から本格化する。最近、首都圏全体にサービス領域を拡大したのに続き、多彩な商品が登場する予定だ。移動性を重視するワイブロの長所を生かし、ソウルと近隣都市を往来するバスに‘ワイブロバス インターネットルーム’を設けている。このサービスはソウルと京畿・仁川(インチョン)を結ぶ、34路線のバス1000台で開始した。

有線市場の主導権を握り続けるために、インターネット電話市場にも本格的に進出する。既存のインターネット電話と差別化を図るために、IPを利用した音声通話以外に、固定電話でさまざまな情報を得る‘サービスオーバーIP(SoIP)’電話を発売する。SoIP電話は音声のほか、映像・文字情報と放送を結合した総合マルチメディア・サービスだ。‘スタイル(STYLE)’サービスが来月から初めて一般家庭に登場する。スタイルフォンは、インターネット電話以外に、文字・絵・メモ送受信は基本的に行い、電子額縁機能やMP3で音楽を聴く機能も搭載される。

KTはこのような有・無線通信と放送のコンバージェンス戦略を加速化させるため、上半期にKTFとの合併を推進している。



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