現代（ヒョンデ）・起亜（キア）自動車の鄭夢九（チョン・モング）会長が、米国の販売状況を点検するため２３日に出国した。鄭会長は現代自動車アラバマ工場と１１月に完工する起亜自動車ジョージア工場の建設現場を回る。次いでロサンゼルスに位置する現代・起亜自動車の米国販売法人とデザイン研究所をはじめ、デトロイト中央研究所などを訪れ２７日に帰国する。

金鳳経（キム・ボンギョン）広報担当副社長は、「鄭会長は米国市場の販売とデザイン拠点を直接訪問し、従業員らを激励し奮発を促す計画だ」と話している。鄭会長は今月初めにドイツのフランクフルトに向かい、欧州総括法人とロシア販売法人を見回った。

鄭会長はこの日の出国に先立ち、米販売法人の状況について、「在庫を早期に処理している過程で、起亜自動車ジョージア工場も年末の完工を目標に予定通りに進んでいる」と話した。


先月の米自動車市場は前年同期比３７％減となったが、現代自動車は２万４５１２台を販売し１４％の伸びとなる好調を示した。

現代自動車は先月に米販売法人のトップにイ・ビョンホ専務を発令するなど、最近組織をスリム化しながら販売力強化に集中してきた。米オートモーティブ・ニュースによると、現代自動車米国販売法人は先週、５５０人の労働者のうち４６人を解雇するなど組織改編に着手している。

一方、現代自動車は全世界を対象にしたインターネットのホームページを、顧客と販売を中心にした体制に改編した。これによりメーン画面を販売中心のウェブサイトとして構成し、既存の企業情報や広報、ＩＲ、採用などのサイトを一元化して顧客の訪問目的により情報を探しやすいよう再編成した。またグローバルドメインも国別に異なっていたものを「ｗｗｗ．ｈｙｕｎｄａｉ．ｃｏｍ」に統一し、顧客のアクセス位置により該当する国のホームページに接続するよう改善した。