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カン・ホスン被告「気温3.7度で蚊取り線香?」保険金目当ての殺人も

京畿道軍浦市(キョンギド・グンポシ)などで20~52歳の女性8人を暴行した上、殺害し埋めた事件を捜査中の京畿道安山(アンサン)支庁は22日、同容疑で逮捕されたカン・ホスン被告が保険金目当てに義母の家に放火し、義母と妻を殺害した疑いを確認したと発表した。

カン被告はこれまで「義母の家の放火は誤解だ」と供述していた。検察はこの日、捜査結果を発表する際、05年10月にカン・ホスン被告の義母の家で火事が発生し夫人と義母が死亡した事故について「カン被告が保険金目的で火災を装い実行した放火殺人」と断定した。

カン被告は放火ではなく失火と誤認されるよう火災現場に意図的に蚊取り線香をつけておき、警察の取り調べに「蚊取り線香から火が広がった」とうその供述をしていた。当時は10月下旬で気温が3.7度と低く、寝ている人のいない居間に蚊取り線香をつける理由はない状況だった。


検察はまた、火事直後に警察が現場を撮影した写真と、3日後に国立科学捜査研究所(国科捜)が現場鑑識で撮影した写真を照らし合わせたところ、放火に使った油類を入れていたとみられるプラスチック容器らしきものがなくなっていたことも確認した。検察によると、火災鑑識関係者らの会議を開き、国科捜、防災試験研究院などの火災鑑識専門家と法医学教授らの意見をまとめた結果、出火原因は、油類のような引火性物質を使った放火と確認されている。

検察は、カン被告が放火容疑を強く否認しながらも、警察が出火現場を保存した後に現場に密かに侵入した事実を認めていることから、同被告はプラスチックの容器を隠すなど現場棄損を行った可能性が高いとみている。

カン被告は1-2年前と1-2週間前にそれぞれ夫人の名義で受領総額最高4億8000万ウォン(約3000万円)にのぼる4件の保険に加入したうえ、火災から5日前には婚姻届を出し、法的相続人を自身に変更しておくことで、4億8000万ウォンの全額を受領できた。

一方、検察は、警察が押収したつるはしから、新たに2人の女性の遺伝子型が検出されており、カン被告が自供した8件以外にも女性を殺害した可能性があるとみて、同部分についての捜査を強化する方針を決めた。



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