昨年、やや減少していた黄砂が、今春には再び深刻化するという見方が出ている。
中国北部が1951年以来、58年ぶりの最悪の大干ばつに見舞われたからだ。英字紙「チャイナ・デイリー」が18日に報じたところによると、中国気候センターの李維京副主任は「今年降水量が減少し、昨年をはるかに上回るホコリと砂が発生するものとみられる」と述べた。
李副主任は「昨年は大部分の北部地方に雪がたくさん降り、黄砂の発生は少なかったが、今年は激しい水不足により砂の発生が例年より多くなる」と説明した。同氏はしかし「大気の還流によって強風が吹く場合に黄砂が発生する」とした後「乾燥した日が続く春季を控えて、大気の流れを綿密に観測している」と話した。
中国の気象専門家は「最近大気の還流が急変し、深刻な水不足が長引くとみられる」と懸念した。河北・甘粛・陝西など北部の11省には昨年10月以降、4カ月間雨と雪がほぼ降っていない。51年以降、最悪の水不足だ。このため、今月6日に建国以来、初めて第1級水不足警報が発令された。
水不足の被害を受けた農地は一時1億6000万畝(1畝=約666平方メートル)以上にのぼったが、人工降雨、非常給水などの措置によって被害規模は1億畝に減った。中国気象局予測減災司(気象災害予測・防止担当部門)のテキ盤茂副司長は「3月には降水量が2月より少なくなるものと予想され、冬の水不足は3月まで続くとみられる」と話した。
中国の一部気象学者は今年の水不足の原因について「気流変化、温暖化などのためでもあるが、昨年北京五輪の期間中に人工降雨を乱発したせいでもある」と指摘しているが、テキ盤茂副司長は「人為の雨による影響はそこまで長引かない」と反論している。
中国北部が1951年以来、58年ぶりの最悪の大干ばつに見舞われたからだ。英字紙「チャイナ・デイリー」が18日に報じたところによると、中国気候センターの李維京副主任は「今年降水量が減少し、昨年をはるかに上回るホコリと砂が発生するものとみられる」と述べた。
李副主任は「昨年は大部分の北部地方に雪がたくさん降り、黄砂の発生は少なかったが、今年は激しい水不足により砂の発生が例年より多くなる」と説明した。同氏はしかし「大気の還流によって強風が吹く場合に黄砂が発生する」とした後「乾燥した日が続く春季を控えて、大気の流れを綿密に観測している」と話した。
中国の気象専門家は「最近大気の還流が急変し、深刻な水不足が長引くとみられる」と懸念した。河北・甘粛・陝西など北部の11省には昨年10月以降、4カ月間雨と雪がほぼ降っていない。51年以降、最悪の水不足だ。このため、今月6日に建国以来、初めて第1級水不足警報が発令された。
水不足の被害を受けた農地は一時1億6000万畝(1畝=約666平方メートル)以上にのぼったが、人工降雨、非常給水などの措置によって被害規模は1億畝に減った。中国気象局予測減災司(気象災害予測・防止担当部門)のテキ盤茂副司長は「3月には降水量が2月より少なくなるものと予想され、冬の水不足は3月まで続くとみられる」と話した。
中国の一部気象学者は今年の水不足の原因について「気流変化、温暖化などのためでもあるが、昨年北京五輪の期間中に人工降雨を乱発したせいでもある」と指摘しているが、テキ盤茂副司長は「人為の雨による影響はそこまで長引かない」と反論している。
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