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<WBC>金寅植監督「代表チームの抑え投手は林昌勇」



「代表チームの抑え投手は林昌勇だ」。

金寅植(キム・インシク)ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)監督が早くも林昌勇(イム・チャンヨン、33、ヤクルト)を代表チームの抑え投手に決めた。 目の前にはいないが、林昌勇の経験と球威には確信を持っている表情だ。


合宿2日目の18日(以下、日本時間)、ハワイ・オアフセントラル球場で会った金監督は「現在の状態から判断すると林昌勇が抑え投手だ」と断言した。

「候補は数人いるが、その中で林昌勇が最も経験が多い。 何年間も投球を見ながら確認している」と語る声からは強い確信が感じられた。 これで代表チームは投手13人の先発-中継ぎ-抑えの継投計画を事実上確定した。

林昌勇はすでに一度、金監督に不安感を与えている。 現在、日本・沖縄で所属チームの合宿に参加している林昌勇が、代表チーム招集2日前の12日、「腰を痛めてハワイ合宿に合流できない」と伝えてきたのだ。 金監督は「突発事態だった」と振り返った。 しかし「ベテラン選手だし、所属チームと一緒に練習しているのでうまく体を作ってくるだろうと信じている」と言って認めた。

その気持ちは今でも変わらない。 金監督は「最近は直接連絡を受けていない。 しかし練習を始めていて痛みも回復していると聞いている」と話した。 金監督は林昌勇が3月1日に東京で合流した後、体の状態を集中的に点検する計画だ。

WBC代表チームの抑え候補には3年連続で30セーブを記録している呉昇桓(オ・スンファン、三星)、SKの韓国シリーズ2連覇に寄与した鄭大ヒョン(チョン・デヒョン)がいる。 呉昇桓は第1回WBC(06年)、鄭大ヒョンは北京五輪(08年)で抑え投手を務め、国際舞台でも通用する球威であることを実証した。

しかし97年のヘッテ時代から抑え投手として活躍し、昨年日本で33セーブ(1勝5敗)、通算201セーブを記録した林昌勇のほうが「より重みがある」というのが金監督の判断だ。

幸せな悩みの末に林昌勇を抑え投手に決めた金監督は、代表チームの救援投手を考えると笑みがこぼれる。 右腕の呉昇桓は「昨年より良くなった」と評価されているうえ、鄭大ヒョンも所属チームで‘実戦用’の体を作って代表チームに合流した。

さらに左腕の奉重根(ボン・ジュングン、LG)を救援陣に含め、質的・量的に充実した。 北京五輪を控えて日本が構想した岩瀬-藤川-上原の‘スリーストッパー’に劣らない防御の壁だ。



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