ソウル市内のスポーツセンターで爆発事故が起き、１０人の死傷者が発生した。

１７日午後４時９分ごろ、ソウル城北区鍾岩洞（ソンブクク・チョンアムドン）にある「ケウンサン・スポーツセンター」で爆発事故により壁が崩壊し、金某氏（４１、女性）ら２人が死亡、チョン某氏（２８）ら８人が重軽傷を負った。スポーツセンター地階のボイラー室で起きた爆発の衝撃で、文化教室（地下１階）前の壁が崩れ、事故が発生した。当時、地下１階の文化教室では子どもらが知能発達ゲームとバレーの授業を受けていた。死傷者はほとんどが保護者で、教室の前で子どもらの授業を見ていたところ、ボイラー室で発生した爆発の衝撃で崩壊した壁の下敷きになった。金某氏（３０、女性）は「事故の当時、地下１階の教室で授業中の子どもらを見守っていた両親らが負傷した」と話した。警察と消防当局は、ボイラー業者がボイラー点検および洗浄作業を終え、試験的に稼動している最中に爆発が起きたものとみている。警察は事故原因の究明のために、ボイラー業者やスポーツセンター職員らを召喚し、取り調べをしている。

警察の関係者は「このほかに、死傷者や埋没している人はいない様子だ」とし「事故の原因を調べている」と明らかにした。ソウル城北区議会の建物（地下のふたつの階）を使用している「ケウンサン・スポーツセンター」は城北区都市管理公団が運営しており、２００２年に開設されたことからリモデリング工事を行っていた。