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漢族と回族が衝突、100人余りが負傷/中国

中国・河北省で漢族とイスラム教徒の回族数千人が衝突し100人余りが負傷したと、香港に本部を置く「人権と民主化情報センター」が17日に明らかにした。漢族は中国の人口のうち約92%を占めるが、55の少数民族のひとつである回族は人口の1%に満たない。

衝突は先週、河北省孟村回族自治県の牛進庄で回族と漢族の子どもたちが爆竹を鳴らす過程で子どもたちの間でけんかが起き、ここに大人が加わったことで事態が拡大した。衝突は翌日に数千人の回族が参加する集団デモへとつながった。回族は、「差別を撤廃せよ」と要求した。漢族も数千人が参加するデモで対抗した。公安は2000人余りの武装警察を投入してデモを鎮めた。民主化情報センターは、「デモ過程で100人余りが負傷し、このうち4人が重傷だ」と伝えている。

香港の政治評論家は、「河北省と河南省、山東省地域には最近回族と漢族の対立が急増しており、新たな社会不安要因に浮上している」と指摘した。また、「回族居住地域の大部分が漢族に囲まれており、被害意識が強いため、小さな衝突も大規模なデモに広がりやすい」と分析した。

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