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イタリア・ローマで開催された先進7か国財務相・中央銀行総裁会議(G7)閉幕直後、もうろうとした状態で記者会見し物議をかもした中川昭一(56)財務・金融担当相が17日、辞意を表明した。中川財務相は緊急記者会見を開き、自分の行動を謝罪し辞意を表明した。
これに先立ち、麻生太郎首相は記者に「個人的な問題のため辞任を勧告しない方針だ」と明らかにしていた。しかし民主党をはじめとする野党が「問責決議案を国会に提出する」と表明、世論が急速に悪化し、午後になり自主的に辞任するという形で世論を鎮めた。
中川財務相は今年の予算案と関連法案が衆議院を通過した後に辞表を提出する計画だった。中川財務相は昨年9月の麻生内閣発足時に、金融相を兼任するなど格別の信任を受けてきた。
中川財務相は14日、G7終了直後に開催された記者会見で、酒に酔ってろれつが回らなくなった様子で、記者の質問にきちんと答弁できず世界に醜態をさらした。記者の質問を理解できず、とんでもない答弁をする一方、隣席の白川方明・日本銀行総裁のコップに手を触れる一幕も見られた。
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