「今回も米国まで行けるように頑張ってほしい」。

金敏宰（キム・ミンジェ、３６、ハンファ）が２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）に参加する後輩選手を激励した。 ２００２釜山（プサン）アジア競技大会の金メダル、２００６ＷＢＣの４強、２００８北京オリンピックの金メダル。 華麗な国際大会履歴を持つベテランの言葉だけに重みが感じられる。

金敏宰はＷＢＣ代表チームがハワイ合宿を始める前、所属チームの金泰均（キム・テギュン）・柳賢振（リュ・ヒョンジン）・李机浩（イ・ボムホ）を自分の部屋に呼んだ。 「技量の面で不足していない」というのが金敏宰の判断だ。 金敏宰は自信を持たせることに力を注いだ。


金敏宰は「柳賢振はまだ若いが、プロデビューしてからずっと国際大会を経験している。 経験は十分だ。 金泰均は第１回ＷＢＣで主役になれなかったが、李承燁（イ・スンヨプ、読売）を近くで見ながら多くのことを学んだ。 十分に李承燁の穴を埋めることができる。 李机浩はＷＢＣを通して成長した。 もう一度飛躍するきっかけになるだろう」と話した。 また「選手は体が財産。 勝利のために最善を尽くさなければならないが、体を守ることも大切だ」という言葉も付け加えた。

ＷＢＣ代表チームに最も大きな負担になる試合は韓日戦。 金敏宰は北京五輪の経験を振り返りながら士気を高めた。

金敏宰は「五輪予選ラウンドを勝って日本選手とあいさつを交わしたとき、日本選手は‘自尊心が傷ついた’という表情が歴然としていた。 しかし準決勝戦で敗れると、韓国の実力を認めるという雰囲気だった」と当時を回想し、「以前は日本に負けるのは当然だと考えていた。 しかし今では堂々と戦える相手になった。 自信を持ってやれば良い結果が出るはずだ。 日本を越えて必ず米国（決勝ラウンド）まで行ってほしい」と激励した。