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ソウルの新タクシー「ヘチタクシー」が16日に公開された。
ロンドンの「ブラックキャブ」、ニューヨークの「イエローキャブ」など外国の名物タクシーをベンチマークしたもので、ソウル市は5月から毎年1万台ずつ「ヘチタクシー」のデザインに変えていく予定だ。
「ヘチタクシー」は、景福宮(キョンボックン)など主要宮廷に使われた花こう岩の色と伝統建築物の素材である黄土の色が主なカラー。 タクシーの左右のドアと表示灯にはソウル市の象徴である「ヘチ」がデザインされている。
当初ソウル市は黄土色を車全体に塗布する計画だったが、金融危機や経済不況によるタクシー業界の負担を勘案して黄土色の比率を減らした。 またソウル市は独自開発した書体「南山体」を利用し、ヘチタクシーの表示灯とボンネット部分に英語で「TAXI」と表記した。 表示灯の後面にはハングルで「タクシー」を表記している。
◇ヘチ=中国・漢の時代の文献『異物志』によると、「東北地方にいる獣」と紹介されている。頭に角が生え、首から鈴を下げ、体全体がうろこで覆われている伝説上の動物。“正義を守り、火災や災難を追い払う動物”と考えられてきた。新羅(シルラ)時代に官服の模様として施され、朝鮮時代には宮廷の所々にへチの彫刻像が建てられた。
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