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DNA検査で種苗放流事業の効果を確認



仁川市が種苗放流事業の効果を調べるため水産物にDNA検査を動員した。

仁川市水産種苗研究所は、仁川甕津郡(インチョン・オンジングン)霊興島(ヨンフンド)海域のコウライエビを遺伝子分析した結果、89%が種苗の雌親と親子関係であることが確認されたと15日、明らかにした。 仁川市は現在進行している延坪島(ヨンピョンド)海域のワタリガニのDNA検査結果などを合わせて、2011年までに仁川を代表する水産資源の遺伝子プールを完成する計画だ。


仁川市は2005年から霊興島海域にコウライエビ、延坪島海域にワタリガニの種苗を放流してきた。 霊興島海域は昔から全くエビが獲れない海だった。 しかし放流が始まった後、ここの漁民が「コウライエビ畑」と呼ぶほどエビの生息地に変わった。

魚類や貝類の種苗放流効果は比較的確認しやすい。 稚魚の背ヒレに色を塗ったり印を付けて放流できる。 しかしワタリガニ・エビなどの甲殻類は脱皮するためこうした方法が使えない。 仁川市水産種苗研究所のク・ジャグン氏は「悩んだ末、DNA分析による親子確認検査を導入した。遺伝子の鑑別は専門業者に依頼した」と述べた。

昨年6月、霊興島沖に301万匹のコウライエビの子(2センチ級)を放流する前、雌親のコウライエビのDNAを採取しておいた。 6カ月が過ぎた昨年12月に放流した海域で約100匹のコウライエビを標本として捕獲し、DNAを採取した結果、89匹が放流したエビであることが判明した。 コウライエビが放流された海域で越冬し生息していることが立証されたのだ。

霊興島のコウライエビは150-200グラムで、全羅北道扶安(チョンラブクド・プアン)など他の西海岸のコウライエビ(平均100グラム)よりも上品と評価されている。 仁川市は今年、ワタリガニ種苗放流に対するDNA分析を終えた後、仁川の水産物のブランド化事業に入る予定だ。 研究が完成すれば種苗放流量に基づく適正漁獲量も自動算出され、漁業資源の保護に寄与するとみられる。



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