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米国メディアが「フィギュアの女王」キム・ヨナ(19、高麗大入学予定)に注目している。メディアはカナダのバンクーバーで行われた2010冬季五輪を前に、キム・ヨナを注目すべき選手として紹介した。
米国ロサンゼルスタイムズは14日(日本時間)、冬季五輪D-1年特集記事で、キム・ヨナをパトリック・チャン(カナダ、フィギュア男子シングル)、バン・リンジー(米国、女子スキー)、アクセルルント・スビンダル(ノルウェー、男子スキー)、シャニー・デービス(米国、男子スピードスケート)、ヘイリー・ウィッケンハイザー(カナダ、男子アイスホッケー)らとともに「金メダルが有望な7人」に挙げた。
ロサンゼルスタイムズは「キム・ヨナは安定的なジャンプと繊細な表現力をもとに技術のみならず芸術点でも高い評価を受ける。4大陸選手権大会でもライバル浅田真央(日本)を制した」とし「カナダ・トロントで転地訓練中のキムはカナダファンと韓国同胞らの熱狂的支持を得るものとみられる」と伝えた。
米国のスポーツ専門チャンネルESPNも14日「冬季五輪ライバル5カップル」を選定した。ESPNはフィギュアスケートのライバルで、キム・ヨナと浅田を挙げ「浅田は2006トリノ五輪に立てなかった最高のスケーターだ。しかし浅田が金メダルを獲得するためにはキム・ヨナを超えなければならない。キム・ヨナは4大陸大会ショートプログラムで新記録を立てた選手」と紹介した。
続いて2人の選手の対決を1988カルガリー冬季五輪の最大ライバル、ブライアン・ボイタノ(米国)とオーサー(カナダ、キム・ヨナの現コーチ)間の激突にたとえた。「キム・ヨナと浅田の対決で、韓国と日本ではフィギュア人気が非常に高い。来年の五輪での彼女たちの活躍は、これといった選手の不在でフィギュア人気がいまひとつの北米のフィギュア人気も引き上げるものと予想される」と伝えた。
米国のフィギュア女子シングルチャンピオンのアリッサ・シズニーは、これに先立ちロサンゼルスタイムズとのインタビューで「キム・ヨナは非常にかわいらしい演技を見せながらも美しいジャンプをする。芸術的な構成もよい。そんなキム・ヨナを尊敬している」と述べた。
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