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金正日総書記、病床統治からミサイル瀬戸際戦術へ(1)

金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長が16日に67回目の誕生日を迎えた。

今回、誕生日を迎える金委員長の動きに例年よりより大きな関心が集められているのは、長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の発射準備など、最近北朝鮮で普段と異なった動きが続いているからだ。

また、昨年脳卒中で倒れた後、初めて迎える誕生日であることから、同氏の健康問題も依然として注目を集めている。政府当局によると、金委員長は自身の誕生日に際し、公式の席上に姿を見せる可能性もある。


しかしこれと関係なく、金委員長が党・軍・政界の全般にかけて統治権を正常に行使しているということに異議はない。最近になって著しく増えた金委員長の公式日程が、健康回復説を裏付ける。北朝鮮の朝鮮中央通信は12日、金委員長が江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)化学工場と付近のガラスビン工場などを訪問したと報じた。

1日前には砲兵司令部の傘下にある681軍部隊の砲射撃訓練の現場を視察したと報道された。これは今年に入り23回目の現地指導となる。2日に約1回、地方へ向かっているわけだ。前年同期に比べれば倍以上に増えたものだ。これだけでなく現地指導の際に同行したとされる随行者数も倍に増えた。重病による「権力漏水」も全くないことを強調する格好となっている。

同氏の健康回復は、先月25日に王家瑞・中国党対外連絡部副部長と会談したことからも確認された。中国側の随行者の伝言によると、度数の高い北朝鮮産の酒を飲みながら5時間も続いた会談で、金委員長は終始姿勢を崩さなかった。対外の日程も本格的に再開するとみられる。香港紙・亜洲週刊は「金委員長が国交正常化日の10月6日を前後に中国を訪問、首脳会談を行う可能性が高い」という見方を表した。



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