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北、「党・政・軍」大幅な入れ替えへ(1)



中核302人のうち51人を交代

北朝鮮が最近、党・政府・軍部と外郭団体など体制全般にわたって人事刷新を行った。


統一部が11日に発表した、北朝鮮の主要人物302人をまとめた人名簿「2009・北朝鮮の主要人物」を中央日報が分析した結果だ。うち07年から現在まで新しく任命された人物は51人で、およそ6人に1人が入れ替わったわけだ。

統一部当局者は「うわさや間接的な確認ではなく、北朝鮮のマスコミや公式発表を通じて確認された内容だけ収録している」とし「未公開の人物を含めば人事の幅ははるかに大きくなる」と説明した。最も目につく部分は、軍部の大々的な人事異動だ。



北朝鮮は11日、国防委員会と党中央軍事委員会が行った人事で、人民武力相(国防相に相当)と総参謀長(合同参謀議長に相当)に、金永春(キム・ヨンチュン、次帥、73)国防委員会副委員長と李泳鎬(リ・ヨンホ、大勝)平壌(ピョンヤン)防御司令官をそれぞれ任命した。

金正日(キム・ジョンイル)国防委員長はこの2年間、空軍司令官(李炳哲、大将)、海軍司令官(チョン・ミョンド)、作戦局長(金明国)、総政治局第1副局長(金正覚)、宣伝部局長(鄭太根、中将)、金日成(キム・イルソン)軍事総合大学総長(ヨ・チュンソク)ら軍の指揮部を全面交代させた。

北朝鮮関連情報を扱う政府当局者は「最近行われた北朝鮮軍部の人事は、世代交代を通じ金委員長の側近らで埋められる格好となっている」とした上で「これらは韓国戦争(1950-53年)を直接経験しておらず、簡単に戦争に触れる強硬派であることから、最近の緊張醸成と人事と関係なくない」と説明した。

丁世鉉(チョン・セヒョン)元統一相は「最近、西海(ソへ、黄海)上で中国の漁船が姿を消し、北朝鮮がミサイルの発射を準備するなど南北(韓国・北朝鮮)関係の兆しがよくない」とした後「軍令の権限を持つ総参謀長に60代を任命したのは、軍部でも世代交代が行われていることを示唆する」と述べた。

12日付・朝鮮中央通信の報道によると、金委員長は軍の新しい指導部と砲兵司令部傘下の681軍部隊を訪問し、砲射撃訓練の状況を視察した。米国がミサイル発射準備の中止を求めた中、軍部の人事を行うとともに、射撃訓練を視察することで、ミサイル発射に踏み切る意志を示した。



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