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「フェルプス問題? 気にしない。でもフェルプスが次のオリンピックに出ていい競争ができればいい」
北京五輪水泳の金メダリスト朴泰桓(パク・テファン、20、壇国大)が6週間にわたる米国でのトレーニングを終え11日午前に帰国した。朴泰桓は先月3日にロサンゼルスの南カリフォルニア大学(USC)の水泳クラブで長距離専門のデーブ・サロコーチの指導を受けた。旧正月連休も忘れトレーニングにだけ専念した。
朴泰桓は11日、入国ロビーに出てくると、すぐに待ち受ける取材陣を見て驚きながら、「明け方(午前6時30分到着)なのに多くの方に来ていただきうれしい。一生懸命にトレーニングしたので韓国でも成果が続くよう努力したい」と述べた。
朴泰桓は最近世界の水泳界を騒がせた米国の水泳選手、マイケル・フェルプス選手(24)の大麻吸引疑惑についても意見を述べ目を引いた。フェルプス選手は今回の事件で3カ月の出場停止処分を受けており、2012年のロンドン五輪出場についても憶測が飛び交っている。朴泰桓は、「フェルプス選手が出ても出なくても自分の目標がある。しかしどうせならフェルプス選手が出たほうがいい。いい試合をしたい」と話した。
朴泰桓は7月にイタリアのローマで開かれる世界選手権大会を控え行った今回の海外トレーニングの成果について満足感を示した。「これまで長距離(自由形1500メートル)の成績が良くなく、今回は長距離中心でトレーニングするという計画だった。USCに25メートルのショートコースのプールがあり、長距離練習するときにターンが多く、それが役に立った」と明らかにした。朴泰桓はこれまでターンが弱点だった。また、「長距離トレーニング中心でやったが、短距離もおろそかにしなかった。自由型200メートルから400メートル、1500メートルまで満遍なくよい成績を出せるようにしたい」と述べた。
朴泰桓は近く国内トレーニングを本格的にスタートする計画だ。父のパク・インファンさんは、「以前のように泰陵選手村に入らず、トレーニングだけする可能性が高いが、SKテレコムの専従チームと相談した後に確定するだろう」と話している。朴泰桓は近く世界選手権に備えた今後の訓練スケジュールと参加する大会を決定する予定だ。
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