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対北政策かばう李相得議員

与党ハンナラ党の李相得(イ・サンドゥク)議員が政府の北朝鮮関連政策を積極的にかばった。

統一部長官に内定している玄仁沢(ヒョン・インテク)氏の人事聴聞会が行われた国会外交通商統一委員会でコメントしたものだ。

李議員は6.15宣言(2000年6月15日に金大中当時大統領と金正日・北朝鮮国防委員長が合意、発表した共同宣言)と10.4宣言(07年10月4日の南北首脳宣言)に関連「両宣言は合意文ではなく宣言文だ」とした後「ビジネスで話せば、契約書を書く前に履行書を先に書くべきだが、合意文でないだけに履行すべき義務は全くない」と述べた。


続いて「履行するためには、合意をしなければいけない」とし「国会ですら(南北関係の停滞が)われわれの責任だと話す人がいるから、国民まで誤解してしまう」と強調した。李議員は玄仁沢氏に「統一部が責任を持って、われわれに責任がないとの点を知らせ、南北(韓国・北朝鮮)関係の停滞と緊張を解消し、国民を安心させねばならない」という注文もした。

大統領の実兄、李議員のコメントに玄氏は「同意する」とし「具体的な合意に到達できず、問題が生じている」と答えた。李議員は、李政権が掲げる対北政策「非核・開放3000」(核廃棄と経済開放を前提に韓国が10年間で北朝鮮の国民所得3000ドルを実現する大型支援を行うとの構想)についても「北朝鮮に開放を求めるのではなく、北朝鮮が開放すれば経済協力を行うということだ」とした上で「そうした点から太陽(包容)政策と(非核・開放3000の)開放は同じ脈絡だ」と強調した。



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