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韓国産人気で不法貿易急増

8日、関税庁によると、昨年の不法貿易(麻薬・外国為替を含む)摘発件数は5925件5兆3504億ウォン(約3579億円)にのぼる。件数は2007年よりも12%減少したが、金額は19%増加した。それだけ組織化・大型化されているということだ。不法取り引きが最も多い国は中国だった。品目別に見ると、衣類・織物、船舶部品、自動車部品、機械類、農産物の順に不法取り引きが多かった。

手法もますます多様化している。コンテナ内に密輸品を入れ、ドア側に家具類を積んで偽装する密輸方法には頭を悩まされている。昨年7月に摘発された鹿茸密輸業者らは平沢(ピョンテク)港に中国服を輸入、仁川(インチョン)空港から米国に再輸出するふりをして平沢~仁川空港間の道路でコンテナごとすり替える手法を用いている。

ある貿易商は原産地を偽るために‘常州干し柿’と書かれたプラスチックの箱に干し柿を入れて輸入し、摘発された。産地名が記されている部分には各種表記事項の記載されたステッカーを貼付。ステッカーさえ剥がせば、国内産の干し柿に変更できるようにしてある。


取り締まりが強化され、犯行が成功するように祈願するお守りも登場した。昨年5月、偽装品(約1万5000点)を摘発したソウル税関の調査官らはハンドバッグ内に挟んである不審な布を発見した。意味不明の文字が書かれているこの布は、密輸成功を祈るお守りであることが判明した。



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