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『シュリ』のカン・ジェギュ監督は「『シュリ』以後70億(約4億6千万円)~100億ウォン台の大作ブームが吹いたが、成功作が全くなかった」と指摘した。2002年ころのことだ。そんな興行失敗の余波で投資が委縮した。カン監督も次の映画『ブラザーフッド』の投資を受けるのに苦労した。「産業的履歴がない中、お金だけあってもどんな映画にどう投資すればいいのか経験のある専門家もなく、原則と基準も不足していた」とし「(2002年の大作の興行惨敗は)投資する方も作る方も産業界全般が経験の浅さがもたらした結果だった」と言った。特に『ブラザー…』の予算は当時歴代最高である139億ウォンにもなった。なんとか投資を受けて完成した『ブラザー…』は、2004年『シルミド』と並んで韓国映画史上初めて観客数1000万人を超えた。結果的に大成功したが、こうしたやり方の成長がいつまで続くか懸念され始めた。
韓国映画『シュリ』その後10年、忠武路はいま(4)
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