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南京大虐殺をわい曲した作家・出版社が敗訴/日本

日本帝国主義の南京大虐殺の真実をわい曲した日本の右翼学者と出版社に対し、被害者に損害賠償するよう日本の最高裁判所が判決を下した。

中国国営の新華通信は6日、「最高裁判所が前日、『「南京虐殺」の徹底検証』を出版した日本人の作家と日本の出版社に対し400万円の賠償金を支払うように命じた」と報じた。最高裁判所の涌井紀夫判事は5日、「問題の本を出版した東中野修道と出版社の展転社による名誉棄損を認める」とし、訴訟を起こした中国人女性に賠償金を支払うよう命じた。

今回の訴訟は1937年に南京を占領した日本帝国主義者による市民の虐殺現場を撮った米国人ジョン・マギー牧師のドキュメンタリー『南京暴行実録』に起因する。当時、マギー牧師は南京市内の東新路5号にいた中国人の二家族の民家で日本人が民間人11人を虐殺している映像を入手した。今回の訴訟の原告で事件当時8歳だった夏淑琴さん(80)が唯一、生き残った。


しかし日本の亜細亜大学の右翼学者である東中野教授がこのドキュメンタリーの真実性について問題を提起した。東中野教授は98年に展転社から出版した『「南京虐殺」の徹底検証』という著書で「現場で生き残った当時の人物は夏淑琴ではなく、ドキュメンタリーが事実をわい曲した」と主張した。

これに憤りを感じた夏淑琴さんは2007年5月、著者と出版社を相手取り、1500万元(約2億円)を賠償するよう東京地方裁判所に名誉棄損の訴えを起こした。同年11月、裁判所は原告勝訴の判決を下し、東京高等裁判所も昨年5月に原審と同様の判決を下した。



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