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日本乗用車市場で苦戦している現代(ヒョンデ)自動車が高級バスで日本市場への浸透を狙う。
現代車は5日、日本・東京のホテルニューオータニで高級バス「ユニバース」の新車発表会を開いた。 この日の行事には崔漢英(チェ・ハンヨン)商用車担当副会長、キム・ソクファン日本法人長ら約150人が出席した。
環境親和的なこのバスは、現地走行評価と顧客の評価に基づき現地化された。 このバスのパワーテックエンジンは最高出力425馬力で、厳格な日本の排気ガス規制もクリアした。 またスライド式の大型サイド窓ガラス、少量の物品を収納できる乗客用サービスボックス、通路補助席など、日本の顧客が望む仕様を適用した。
01年に日本に進出した現代車は、翌年、韓日ワールドカップ(W杯)共同開催という好材料に支えられ年間3000台以上を販売した。 しかしその後は販売台数が減り、昨年は前年比42.7%減の414台にとどまった。 特に昨年下半期からは月間販売台数が20台ほどに落ちている。
これまで現代車が日本乗用車市場で避けられてきた理由は、日本型の車を開発してこなかったという点にある。 05年にはペ・ヨンジュンを「ソナタ」の広告モデルに起用し、広告費に年間200億ウォン(約14億円)を投じたが失敗した。 ‘ヨン様’ファンを形成する主婦層は軽自動車や小型車を好むが、「ソナタ」は日本で中大型車に属するからだ。
現代車の関係者は「日本での販売台数が少ないため、現地型モデルを作ることができなかった。‘ユニバース’は日本の消費者が満足するよう現地化したため効果があるだろう」と語った。
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