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日本は原子力とは切っても切れない関係だ。 第2次世界大戦当時は原子爆弾の前に膝を屈し、現在は世界で3番目に多い55基の原子力発電所(原発)を運営している。 使用済み核燃料の再処理など原発用燃料の全過程を自力で解決できる世界でも数少ない国だ。 国の意志と大規模な研究投資が後押ししている。
日本は核廃棄物の安全な処理でも世界トップレベルだ。日本原子力研究開発機構(JAEA)東海R&Dセンター、JAEA傘下の瑞浪超深地層研究所、北海道幌延深地層研究センターは日本の野心をうかがえる核心の場所だ。 名古屋空港から車と列車に乗って2時間ほどかかる瑞浪超深地層研究所。 使用済み核燃料を含む高レベル放射性廃棄物処理研究のために、世界で最も深い地下1000メートルの洞窟を掘っている現場だ。 現在、直径6.5メートルの主洞窟と直径4.5メートルの換気用洞窟の2つを地下300メートルまで掘り下げた。 地下1000メートルには2013年ごろ到達するのが目標だ。 スイスとスウェーデンが最高地下500メートルを掘って実験中であるのと比較される。 世界最高の土木技術を廃棄物実験室を構築するのに遺憾なく発揮しているのだ。
瑞浪超深地層研究所の内田雅大副所長の案内でエレベーターに乗って入った垂直洞窟は掘削作業が進行中で、洞窟の地層のあちこちには地下構造を知るため、深さ数百メートルごとに直径10-30センチの穴を掘り、実験機器を連結しているのが目に付く。 内田副所長は「主洞窟を掘り下げるのと研究施設の設置、地層構造研究を並行している」と説明した。 ここには60人の科学者が常駐し、地下で起こる水と金属の流動、地下構造の探索などを行っている。
日本が高レベル放射性廃棄物処分研究を始めたのは1976年からだ。 韓国が国内初の原発である古里(ゴリ)原子力発電所を建設していた時だ。 瑞浪と幌延の研究所が実際に岩盤に洞窟を掘りながら実験するとすれば、研究総本部の東海R&Dセンターでは研究室レベルで各種実験を行っている。
コンピューター仮想実験を通じて高レベル放射性廃棄物を岩盤洞窟に埋めた後、数十万年後にどんな変化が起こるかを予測していた。
玄関の展示場には日本の岩盤の特性に合った廃棄物処分容器がある。 金属はチタンで厚さは6ミリだった。 スイスとスウェーデンが開発した厚さ5センチの容器とは対照的だ。
東海・瑞浪・幌延の3カ所が高レベル放射性廃棄物研究に投資中の予算は2020年まで毎年85億円(約1275億ウォン)程度という。
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