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米本土も射程圏に入るミサイル搭載した核潜水艦配備へ/中国

中国が潜水艦戦力の強化に拍車をかけ、米西部まで射程圏に入る新型潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を搭載した原子力潜水艦を早ければ年内にも実戦配備する計画だと、日本経済新聞が3日、報じた。

同紙は、米国防総省の分析をもとに「中国が来年初めまでは人民解放軍海軍の最新型‘094晋型原子力潜水艦(SSBN)’に長距離弾道ミサイル‘巨浪(JL)2’を搭載し、実戦配備するとみられる」という見方を示した。

射程8000キロメートルのJL2は、米本土一部とインド全域のターゲットを打撃でき、中国の核戦争能力を革新的に向上させたと評価される戦略兵器だ。日本の防衛省と在日米軍は昨年5月に中国がJL2の実験発射に成功したと伝えたことがある。固体の燃料を使うため、燃料注入の過程が衛星に捕捉されない長所がある。


台湾紙・中国時報によると、中国は現在30基の大陸間弾道ミサイルを保有している。中国は「潜水艦戦力が制海権の競争に必須であり、海軍戦略の運用上、高い効率性を持つ」という判断から、潜水艦戦力の増大に心血を注いできた。

日本の各メディアによると、04年に初めて進水した「晋型原子力潜水艦」は海南島三亜亜龍湾を母港として、実戦配備に拍車をかけている。晋型原子力潜水艦は夏級の核潜水艦に基づいて研究、開発した戦略型の原子力潜水艦で、第4世代原子炉を動力源とする。長さ133メートル、排水量が最大1万トンにのぼるなど米戦艦オクラホマに匹敵する戦力に評価されている。

この潜水艦には16基のJL2を搭載できる。中国は今後、094型・原子力潜水艦5隻の保有を目ざす。中国海軍は最近、最新鋭の潜水艦隊を掲げ、積極的に哨戒活動を展開している。AP通信が4日、全米科学者連盟(FAS)の報告書の内容として伝えたところによると、中国海軍の攻撃向け潜水艦隊は昨年、12回にわたる哨戒活動を行った。



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