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昨年2月に放火で焼失した韓国の国宝1号・崇礼門(スンレムン、南大門)が、北海道で雪像として再現された。
さっぽろ雪まつり実行委員会は4日、北海道さっぽろ雪まつり(5~11日開催)の大通り会場に、雄大な姿で完成した崇礼門の雪像を公開した。
崇礼門の雪像は縦15メートル、横27メートルで、本物の約80%の大きさだ。制作には3000立方メートルの雪と3000万円が使われ、1カ月間にわたり陸上自衛隊北部方面通信隊のおよそ3000人が雪像作りに動員された。
さっぽろ雪まつりはブラジルのリオ・カーニバル、ドイツのオクトーバーフェストとともに世界3大祭りのひとつに数えられる。毎年215万人以上の観光客が訪問する日本最大のイベントのひとつだ。さっぽろ雪まつり実行委員会は今年、雪まつりの60周年を迎え、韓日関係の発展に向けて崇礼門の雪像をまつりの代表作品に指定した。
11日まで続く雪まつりには全世界から約300万人の観光客が殺到するとみられる。崇礼門と同じ大きさの大型の雪像(4)、透明な氷を彫刻した大氷像(2)、中間ぐらいの大きさの雪像(5)を含め、計270の雪像が展示される。
この日、地元テレビ局の北海道放送(HBC)は崇礼門の開幕を生中継した。ここでは韓国観光公社と韓国工芸文化振興院などが▽韓国物産展▽コリア・シネマ・フェスティバル▽韓国ドラマの祭り--など韓国を広報するためのイベントを行った。
権哲賢(クォン・チョルヒョン)駐日韓国大使は祝辞で「雪像ではあるものの、崇礼門が雪まつりで復元され、感無量だ」とし「経済危機で厳しいこの時期に、多くの人に喜びを与えてほしい」と述べた。また「これを機に韓日両国の信頼と友情がより深まることを望んでいる」とし、両国関係の発展を強調した。
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