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韓国戦争戦没者遺族のDNA確保が急がれる(2)

韓国戦争の戦没者の場合、2世がすでに60歳を超えている状況であることから、「遺伝子銀行」の形を通したサンプルの確保が急がれると専門家は口を揃える。

特に2世のない未婚の戦没者は、すでに70歳を超えた高齢の兄弟、いとこらを探さねばならないことから、はるかに急がれる状況だ。だが、これまで政府の対応は不十分だった。これまで全国にある19の軍病院でのみ遺族の採血が可能だった。

遺体発掘鑑定団関係者は「今年から253の市、郡、区の保健所でも採血が可能になった」と話した。予算不足も問題だ。遺骨からDNAを抽出、検査するのにほぼ1年がかかる。サンプル1個当たり約200万ウォン(約13万円)の費用が費やされる。しかし2000年4月の同事業開始以降、鑑定団の総予算は年3億ウォンの水準だった。


今年は42億4000万ウォンが配分されたものの、厳しいのが実情だ。パク・シンハン遺体発掘鑑定団長(陸軍大佐)は「少なくとも2万のサンプルが確保できてこそ、‘戦没者らを祖国のもとへ’というスローガンを有意義なものにできる」とした後「今年3000以上を追加で確保できるよう努める考えだ」と述べた。



韓国戦争戦没者遺族のDNA確保が急がれる(1)

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