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カン容疑者、反省するふりの後に冗談…サイコパスの典型

京畿(キョンギ)地方警察庁は3日、女性7人を乱暴して殺害した疑いが持たれている、京畿道軍浦(グンポ)連続殺人容疑で逮捕されたカン・ホスン容疑者(38)を水原(スウォン)地検の安山(アンサン)支部に送検した。

警察はこの日、捜査結果を発表し「京畿西南部で発生した女性連続殺人事件の捜査が一段落したことにより、捜査本部を解体する。4番目の妻と妻の母が放火によって殺害されたとみられる事件や保険詐欺容疑など余罪については、京畿警察庁広域捜査隊と警察署の担当チームが今後も捜査を続ける」と明らかにした。

◇カン容疑者は「演技」の達人=カン容疑者は同日送検に先立ち、取材陣に「人を殺したことを後悔する」とし「遺族に申し訳ない」と話した。だが、カン容疑者を担当した警察のプロファイラー(犯罪心理分析官)は「真心から反省する言葉ではなく、演技だ」という見方を示した。京畿警察庁のイ・サンフン犯罪分析チーム長(警衛)は「現場検証や記者の前では反省するふりをし、後ろでは警察官にジョークを飛ばす」とした後「カン容疑者は“演技”の達人だ」と話した。


プロファイラーらはカン容疑者を「典型的なサイコパス(psychopath、反社会の人格障害)」と結論付けた。サイコパスの感情表現は演技である場合が多く、嘘つきだ。警察はまたカン容疑者に心理検査(PCL-R)を受けさせたところ、サイコパスに分類されたと明らかにした。

犯罪分析チームのコン・ウンギョン警長は「カン容疑者は喜怒哀楽の表現が苦手で、特に悲しみはどう表現するのかすら分かっていないようだった」とした後「(犠牲者の家族に対し)“私が悲しむべきなのか”とも話している」と伝えた。被害者らについては「無理に車に乗せたわけではない。乗らなければよかったのでは」という反応を見せたという。

京畿大学李水晶(イ・スジョン、犯罪心理学)教授は「昨年、国内の常習的な強力犯451人を対象に調べたところ、15%がサイコパスであった」とした上で「西欧ではサイコパスを生まれつきとみるが、韓国では環境的な要因がより大きな影響を及ぼす傾向にある」と説明した。



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