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気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の最新の報告書によると、2100年には気温が1.1-6.4度も上がり、海水面は18-59センチ上昇すると予想されている。
ソウル大環境大学院のユン・スンジン教授は「IPCCの報告書が提示する最も悲観的な温暖化シナリオよりもはるかに速いペースで温暖化が進行している」と憂慮を表した。 また「平均気温が2度以上上昇すれば、気候変化とその影響は今よりも目立ち、取り返しのつかないことになる」とし、迅速な対策を強調した。
パチャウリIPCC議長は地球平均温度2度上昇の影響力について「海水面が上昇し、沿岸地域は沈水し、伝染性病原菌が急速に増える」と予想した。 特に韓国については「松の20-35%がなくなり、海水面の上昇と暴風で韓半島全体の1.2%、2643平方キロメートルが水に浸る可能性がある」と予想した。
◇環境保護と経済発展の二兎つかむ=ユン教授は「温暖化の防止はもはや生存の問題。成長第一主義から抜け出し、持続可能な発展のための決断が必要だ」と述べた。
国立気象研究所のクォン・ウォンテ気候研究課長は「気候の変化は危機だが、研究を通して準備していけば先進国入りのチャンスになる」と述べた。 温室効果ガス削減と新再生エネルギー開発など新事業領域を開拓し、環境保護と経済発展の二兎をつかむ案を模索しようということだ。 再生エネルギーの比率を増やし温室効果ガスを削減して雇用を創出したドイツが良い例になる。
地球温暖化、経済危機よりはるかに深刻(1)
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