ハイヒールをよく履く会社員のイ・ジヨンさん（３８）は、歩行中にかかとが歩道のブロックのすき間に入り、何度か転んだことがある。 ハイヒールも傷み、修理に出さなければいけない。 今後ソウル市内では、ハイヒールを履いた女性が安心して歩ける道が増える。

ソウル市は２日、今年「女性が幸せな道」（女幸道）を増やすなど、さまざまな「女性幸福プロジェクト」を施行する計画だと明らかにした。 「女幸道」は、ハイヒールのかかとがはまらないよう歩道のブロックのすき間をなくし、路面も平坦にした道だ。 主婦が乳母車を楽に扱えるよう歩道上の段も低くする。 女性が夜に安全に歩けるよう、街灯を増やして明るくする道も「女幸道」に含まれる。 昨年末までに松坡区（ソンパグ）石村（ソクチョン）湖周辺の道と江南区（カンナムグ）良才川（ヤンジェチョン）沿いの散歩道など、市内１０００カ所が「女幸道」に改修された。 ソウル市のチョ・ウンヒ女性家族政策官は「今年は‘女幸道’を２０００カ所に増やす」と述べた。

またソウル市は公営駐車場など現在１８００カ所に設置された女性優先駐車区域を７５００カ所に拡大することにした。 地下鉄駅など市内の公衆トイレの女性用便器も追加で１０００個を設置することにした。