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<WBC>金寅植監督、相次ぐ悪材料にため息

「支援してくれる人もいないし、いいニュースもない」。

第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)代表チームを率いる金寅植(キム・インシク)監督はため息ばかりついている。 コーチングスタッフの選任からふらついたWBCの準備が、代表チームのハワイ合宿(15日から)を控えた時期になっても順調に進んでいないからだ。

◇海外組のコンディション把握できず=クリーブランド・インディアンズは最近、外野手・秋信守(チュ・シンス、27)のハワイ合宿参加を許めないことにした。 「球団が準備したリハビリプログラムを消化しなければならない」という理由だ。 また「各ラウンドで1試合だけ外野手として出場させ、残りの試合は指名打者にしてほしい」と要求してきた。


これを受け、秋信守は代表チームが日本へ向かう3月1日に合流し、5日から大会に入ることになった。 秋信守を中心打者として起用するというコーチングスタッフの戦略は検証する時間も得られないということだ。

所属チームなく08年を過ごした投手・金炳賢(キム・ビョンヒョン、30)のコンディションも未知数だ。 金炳賢は現在、米ロサンゼルスで自主トレーニングを行っている。 ソン・ヒョック・インストラクターが連絡を取っているが、代表チームで金炳賢の最近の状態を正確に把握している人は誰もいない。

◇朴賛浩・李承燁・李鍾範らリーダー不在=李承燁(イ・スンヨプ、33、読売)は「韓国代表チームには‘強い精神力’がある。 WBCでもやってくれるはず」と話している。 第1回WBC4強(06年)と北京オリンピック(五輪)金メダル(08年)神話の基礎となった‘チームワーク’を回想しての言葉だ。

しかし今回の代表チームには雰囲気をつくるリーダーがいない。 第1回WBCでは朴賛浩(パク・チャンホ、36、フィラデルフィア)と李鍾範(イ・ジョンボム、39、起亜)が後輩選手らを後押しし、北京五輪では李承燁がリーダー役となった。 金監督は「国際経験が豊富なベテラン選手が必要だ」とし、朴賛浩と李承燁の出場を強く望んだが、所属チームでの事情を理由に辞退した。

一方、肩を負傷した朴鎮万(パク・ジンマン、33、三星)は所属チームの日本合宿で回復しない場合、代表チームから抜ける可能性が高い。



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