チョン・ウソンとキム・アジュンが「Ｗプロジェクト」と名付けられた金知雲（キム・ジウン）監督の短編映画『贈り物』に主演する。

チョン・ウソンは『良い奴、悪い奴、変な奴』に続き、金監督の映画に２回連続して出演することになり、キム・アジュンは長いオフが続いていたが『カンナさん大成功です！』から３年後に、再びカメラの前に立つことになった。


興行と作品性を同時に実現してきた金知雲監督とはいうものの、１０分の短編をキム・アジュンが気楽に受け入れたことから、最近俳優がどれだけ監督のブランドを重視しているかがうかがえる。２人はギャランティーもほとんど受けない条件で金監督のラブコールに応じた。

『贈り物』は制作費５０００万ウォン（約３２０万円）の短編。今月３日から４日間にわたってソウル江南（カンナム）のホテルとレストランで撮影される。『贈り物』は秘密諜報員の暗闘やすれ違う愛を描く映画。交際してから１年になった恋人が、男の誕生日を迎えてそれぞれプレゼントを準備するが、その場所で秘密要員が相次いで殺害される事件が起きる。同僚を失った男は容疑者として自身の恋人を疑い、女はそうした男に失望する。

チョン・ウソンとキム・アジュンは、同じ秘密要員で悲劇的な愛の主人公である、ミヌ役、ナヨン役をそれぞれ演じる。恋人関係だが互いの正体を疑い、銃口を向けるしかない悲運の人物だ。

『贈り物』の制作サイドは「各作品でスタイリッシュな演出を披露した金監督の洗練された映像の美しさが見られる映画だ」とし「特に組織を裏切る人物として設定されたキム・アジュンの演技を期待してほしい」と話した。