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1日午前9時、軍浦市金井洞(グンポシ・クムジョンドン)のカラオケでのことだ。2006年12月13日に失踪したカラオケコンパニオンのペ某氏(当時45歳)の殺害事件に対する現場検証が始まった。連続殺人犯のカン・ホスン容疑者(38)は二重に帽子をかぶり、ひもで縛られた状態で現場に現れた。
「犠牲者と遺族らにお詫びの言葉を言うべきなのでは」という多くの記者の催促に「申し訳ありません」と繰り返し、口を閉ざした。
現場検証はペ氏とカラオケコンパニオンのパク某氏(2006年12月24日殺害、当時36歳)、会社員のパク某氏(2007年1月3日殺害、当時52歳)の事件現場である軍浦、水原(スウォン)、華城(ファソン)で行われた。カン容疑者は被害者らを誘引→殺害→埋めた過程を午後6時まで平然と再現した。
検証現場には数十人の村の住民が姿を現し「顔を見せろ。帽子を取れ」と言い憤った。しかし警察は「人権委員会の是正勧告のため仕方がない」と釈明した。
チョン・チャンスン氏(56、女性)は「どうして帽子をかぶらせるのか。人権委員会はそのような勧告をすべきではない」と話した。殺害されたペ氏の遠い親戚というチャン某氏(46)は「顔を公開するのは当然のこと」と述べた。犠牲者のパク氏と町内でカラオケコンパニオンとして働いていたユ某氏(54、女性)は「やさしい女性が被害に遭った。もしかしたら、自分が殺されていたかもしれない。犯人の顔は公表すべきなのでは」と反論した。しかし「一人なら罰を受けなければならないが、残された子どもらはどうするのか」という反対の意見も上がった。
警察は2007年1月6日・7日の両日と2008年11月9日に拉致、殺害されたカラオケコンパニオンのキム某氏(当時37歳)と女子大生のヨン某氏(当時20歳)、主婦の金某氏(当時48歳)の3人の現場検証を2日に実施し、3日に検察に送検する予定だ。
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