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「競争という単語は使いたくない。巨人の一塁は私のポジションだ」--。
李承燁(イ・スンヨプ、巨人)が本音をストレートに表現した。
ポジション争いを行わなければならないというチーム内外からの圧迫にプライドを痛めたようだ。李は、宮崎の巨人キャンプ(2月1日開始)に参加するために30日、日本出国に先立ち「競争という単語は使いたくない」と断言した。
日本メディアは最近「三塁手大型新人といわれる大田泰示(18)の実力が認められたら2007年のセントラルリーグのMVPだった小笠原道大は、三塁から一塁に転向することもある」と予測した。小笠原が来たら李承燁はポジションを失うほかないのだ。
李承燁は「今年はプロ入団14年目。高卒新人の入団でポジション争いをしなければならないというのはプライドが許せないことだ。負けたくない。自信はある。巨人の一塁は私のポジションだ」と強調した。李承燁は昨年、痛めた親指の手術の後遺症で打率2割4分8厘、8本塁打、27打点と振るわなかった。成績を見れば不安だが、李承燁はむしろいっそう強く、自信ある姿を見せた。
李は「痛めた親指の痛みももうない。キャンプでも今のように痛みがなければシーズン中、良い結果を出せる。ファンに心配しないと申し上げたい」と力をこめて語った。
不振の原因と克服方法もつかんだという。李は「昨年の不振の原因が分かっている。バットが球に触れるまで余計なことをせずに簡潔にスイングしなければならないが、昨年は体が揺れることが多かった。キャンプ期間は短いが、自分に合った打撃フォームを完璧に消化したい。対策も講じた」と明らかにした。
李承燁は例年と違い、慎重な様子で日本行きの飛行機に乗った。決意に満ちた彼が残した言葉は「2009シーズンが終わったら、必ず笑顔で帰ってきます」だった。
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