「トップ打者と第５先発、そして走塁プレー」

経費削減のため海外合宿日程を大幅に減らした三星（サムスン）ライオンズは、８球団のうち最も遅い２９日、スプリングキャンプ地の日本・沖縄へ向かった。 ５年の契約期間が満了する今シーズンの優勝を狙う宣銅烈（ソン・ドンヨル）監督は、出国する前、「不足した戦力をうまく補完して優勝したい」と話した。


宣監督は１カ月間のキャンプで重点的に補完すべき点を３つ挙げた。 まずトップ打者だ。 宣監督は昨年、２年目のウ・ドンギュン、ホ・スンミンに注目していた。 まず両選手にはスピードがある。 守備も１番打者だったパク・ハニと同じ中堅手が可能だ。

問題はバッティング。 昨年プロの壁（ウ・ドンギュン２割２分５厘、ホ・スンミン１割１分７厘）にぶつかったが、新しく赴任した日本人の長嶋清幸打撃コーチに期待をかけている。 内野と中堅手の守備練習を併行しているチョ・ドンチャンもトップ打者候補に挙がっている。

２つ目は第５先発だ。 宣監督は「ペ・ヨンス、ユン・ソンファンと外国人投手の２人を支える第５先発を決める」と語った。 左腕のチャ・ウチャンと右腕のチョ・ジンホが第５先発候補だ。

宣監督はチャ・ウチャンの教育に力を注いできた。 ４年目のチャ・ウチャンは左腕で速球があり、右腕一色の先発陣に適格だ。

３つ目は「攻撃的な走塁プレー」。 今年１・２軍の走塁コーチを交代したのも変化への試みだ。 俊足選手には積極的に走らせ、次のベースを狙う積極的な走塁プレーを要求している。 宣監督が３つの課題を解決して帰ってくれば３度目の優勝に一歩近づくはずだ。