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韓国料理に文化を込めて品格を高め、これを土台にグローバル化を実現するという試みが続いている。 特に最近ソウルでは、韓国料理のグローバル化を狙って韓国の料理と文化を同時に見せようという意図で企画された韓国料理店が次々と登場している。
ソウル清潭洞(チョンダムドン)の「ウリガ」は、10年前から伝統婚礼・ギフト用食品専門店「アン・ジョンヒョンの手並みと誠意」を運営してきた伝統料理研究者アン・ジョンヒョンさんが運営している。 「私たちが楽しむ食の芸術」という意味だ。
この店ではすべての皿に画仙紙を敷いて優雅な雰囲気を出している。 アンさんは花や枝など自然材料で料理を飾り、味とともに芸術を表現している。 皿も個性のある文化商品だ。 料理研究をする前はろうそく工芸家だったアン・ジョンヒョンさんは「すべてのものがデザインの時代にふさわしく変化しているが、唯一、韓国料理店の文化的水準だけは足踏み状態で残念だ」と話した。
原木のテーブルと椅子で落ち着いた雰囲気を演出したインテリアはマ・ヨンボム教授(慶星大)の作品だ。 モダンでありながらも優雅な伝統美の気品を同時に感じさせている。 障子紙を張った別室には美しい刺繍が飾られている。 エルメスのフランス人重役が「韓国料理の美とはこういうもののようだ」と感歎したという。
ソウル論硯洞の韓国料理店「天池一家(チョンジイルガ)」は自然をコンクリート内の韓屋に具現した空間として名前が知られた。 設計者のマ・ヨンボム教授は「韓屋を基本に韓国的な感じを出した」と述べた。 入り口を入ると天井が開かれたホールが現れるが、まるで広い庭にいるようだ。 インテリアには韓国伝統の家具や器のデザインが所々に生かされている。 テーブル周辺の壁には韓紙が張られている。
韓国料理を世界に広めよう…‘コリア’をサービング(2)
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