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竜山撤去対策委員長を逮捕…火炎瓶、立てこもり主謀の疑い

ソウル・竜山(ヨンサン)再開発地域のビルで発生した立てこもり住民死亡事件を捜査中の検察捜査本部は28日、立てこもりを主謀した疑いで竜山撤去民対策委員会の委員長、イ某容疑者(37)を逮捕した。

検察によると、イ容疑者は全国撤去民連合(全撤連)議長のナム・キョンナム容疑者(55)とともに、竜山4区域にある「ナムイルダン」ビルの立てこもりを謀議し、火炎瓶を使った暴力デモを主謀した。火災の直後、望楼から脱出したイ容疑者は、これまで入院治療を理由に検察の捜査を拒否した。検察は同正午ごろ、イ容疑者が取り調べを受けられる状態だという医師の診断によって、逮捕状を取った。

検察はイ容疑者を相手取り、火災発生の状況と全撤連とのかかわりを取り調べた。早ければ29日にも逮捕状を請求する方針だ。検察は、全撤連が立てこもりに介入するなど「代理闘争」の見返りに金品を授受した疑惑を確認するため、関連者の銀行口座を追跡している。犠牲者の喪家が設けられたソウル順天郷(スンチョンヒャン)大病院に隠れているとされるナム容疑者を強制的に逮捕する案も検討中だ。


また、火災直前に立てこもり中の人がまいた液体の成分を確認するための分析作業も行っている。事件当時に警察が撮影した映像には、火事が起きる約1分前に、望楼3~4階の角の部分から白い液体がまかれ、しばらくの間止まった後、再びまかれる場面がある。捜査本部長の鄭炳斗(チョン・ビョンドゥ)第1次長検事は「現在としては液体がホースでまいた水である可能性は薄い。だからと言ってシンナーとも断定できない」と話している。捜査本部は映像を最高検に送り精密鑑識を要請した。



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