◆空回りする観光振興政策=ソウル市は2010年に外国人観光客1200万人を誘致するとしてイノステルをはじめとする観光振興策を2007年3月に発表した。ここには外国人観光客チャーター便を誘致する旅行会社に1便あたり500万ウォンを支援することなどが盛り込まれた。しかし昨年の実績は1件もなかった。ソウル市関係者は、「現実的に国内の旅行会社を通じたチャーター便需要はなく、事実上有名無実化している」と話す。
ソウルの代表的な観光商品というソウルシティツアーバスは年を追うごとに利用客が減っている。1日平均乗客は2006年の446年から2007年に409人、昨年は304人に減少した。さらに韓国人が半分以上だ。このバスには外国語で録音された案内放送があるが、外国人の質問に答えてくれるガイドはいない。最近バスで出会った米国人は、「いきいきとあれこれ説明して答えてくれるツアーガイドがいればよかった」と話した。漢陽大学観光学部の李連沢(イ・ヨンテク)教授は、「観光振興という趣旨は良いが、準備がなってない状態で意欲だけが先行し、これといった成果を得られずにいる」と指摘している。
◆イノステル(Innostel)=ソウル市が2007年から進めてきた外国人観光客のための中低価格宿泊業者指定事業。革新的な宿泊施設(Innovative+Hostel)という英文を組み合わせた名称だ。客室20室以上のソウル市内の宿泊業者のうち、申請を受けて審査後に選定
英語が通じないソウル市推薦ホテル(1)
ソウルの代表的な観光商品というソウルシティツアーバスは年を追うごとに利用客が減っている。1日平均乗客は2006年の446年から2007年に409人、昨年は304人に減少した。さらに韓国人が半分以上だ。このバスには外国語で録音された案内放送があるが、外国人の質問に答えてくれるガイドはいない。最近バスで出会った米国人は、「いきいきとあれこれ説明して答えてくれるツアーガイドがいればよかった」と話した。漢陽大学観光学部の李連沢(イ・ヨンテク)教授は、「観光振興という趣旨は良いが、準備がなってない状態で意欲だけが先行し、これといった成果を得られずにいる」と指摘している。
◆イノステル(Innostel)=ソウル市が2007年から進めてきた外国人観光客のための中低価格宿泊業者指定事業。革新的な宿泊施設(Innovative+Hostel)という英文を組み合わせた名称だ。客室20室以上のソウル市内の宿泊業者のうち、申請を受けて審査後に選定
英語が通じないソウル市推薦ホテル(1)
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