|
プロ野球巨人の李承燁(イ・スンヨプ)が今シーズンの復活に自信を見せた。
大邱(テグ)で自主トレーニング中の李承燁は21日、「昨年は不振だったのでいろいろな話を聞いた。受け止めるが正直なところ頭にきた。今年は良い成績を出して見返したい」と力強く話した。
李承燁は最近フリーバッティングを始めた。昨年苦しめられた左手親指の痛みは完全になくなり最高のコンディションだ。
2006年に巨人の4番打者だった李承燁は今シーズのレギュラー競争から始めなくてはならない。原辰徳監督の李承燁に対する信頼は薄まった。
李承燁は「事実、そういう報道を見ると頭にくる。いらいらする。しかし昨年の不振からどうすることもできない。受け止めて競争に勝ち抜かねばならない」と話す。また、「巨人は選手層が厚いので仕方がない。昨年は高橋、二岡などスター選手も出場機会をまともに得られなかった。うまい選手が出てくれば押し出されるしかない」と述べた。
しかし今年は自信がある。左手親指の痛みは完全になくなり、崩れていた打撃フォームも回復している。李承燁は「昨年の痛みを説明するなら、打球を捕らえたときにボールが体にぶつかるよりも痛かった。サポーターを巻いて打っても痛かった。痛みを気にして痛くないように打とうとして打撃フォームが崩れた。結局痛みのせいで心理的に委縮してしまった」と説明した。
また、「最近フリーバッティングを始めたが打球を受けても痛くない。親指のサポーターも巻かずに打っている。昨年は痛くて親指を曲げることもできなかったが、いまはしっかりと力が入る」としている。
この冬にはパワーよりもスピードと回転力の補強に集中した。李承燁は、「いまは力で押されて打てないのではない。正確さを身につける段階だ。昨年は外角の球を打てなかった。自分の弱点(内角)はそのままで、長所を生かせなかったので不振になるしかなかった」と分析した。
また、「昨年は野球が面白くなく楽しくもなかった。朝起きればため息が出た。興味がないから死んでも無理だった。気落ちして入った」と告白した。
合わせて大リーグ進出計画も明らかにした。李承燁は「巨人との契約期間(2010年)が終われば米国に挑戦したい。そのときに状況がどう変わるかはわからないが、現在としては条件に関係なく大リーグに挑戦する」と抱負を示した。
一方、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)への不参加も再確認した。李承燁は「帰国してすぐ巨人にWBC不参加を告げた。金寅植(キム・インシク)監督と2度も会って申し訳ないと伝えた。復活のためには仕方がない。いまのコンディションは確実な状態ではない。またチームの戦術やムードなど最初についていけなければつらい」と述べた。
この記事を読んで…