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携帯データ不正コピーの被害「チョン・ジヒョン以外にも」



女優の全智賢(チョン・ジヒョン)のほかにも、携帯電話のコピーによる被害を受けた芸能人がもっといるかもしれないという可能性が提起された。

映画『猟奇的な彼女』に主演したチョン・ジヒョン(27)が、所属事務所に携帯電話のデーターをコピーされ、行動を監視されていた疑いが強まっている中、同事件を捜査中のソウル広域捜査隊の事情に詳しいある警察当局者は20日「便利屋の職員とチョン・ジヒョンの所属する事務所サイダスHQの関係者を召喚して取り調べたところ、芸能人の被害者がさらにいることがわかったと聞いている。チョン・ジヒョンのほかにも‘クローン携帯’(携帯電話のチップに含まれるデータをコピーし、ほかの携帯でも使えるようにした携帯電話)による被害を受けた芸能人が3、4人ほどさらにいるとみられる」と話した。


しかし追加で確認した芸能人の被害者がサイダスHQに所属しているのか、それともほかのプロダクションに所属しているのかはわかっていない。当初警察は、便利屋の職員を取り調べる過程で「一般の人々およそ40人とチョン・ジヒョンらの携帯がコピーされていたことを裏付ける証拠を入手した」と発表した。

広域捜査隊・知能1チームの関係者は20日、チョン・ジヒョン以外の芸能人被害者について「現在までほかの芸能人が被害を受けた事実は確認されていないが、追加の被害者が存在するかについて取り調べている」という立場を表明し、ほかの芸能人もクローン携帯による監視を受けていた可能性を示唆した。

広域捜査隊側はまた「チョン・ジヒョンの所属するサイダスHQと、クローン携帯を作った便利屋の間で取引された小切手と振込みなどの内訳を証拠として確保した。所属事務所側は一部容疑だけを認めている」とし、自信を見せた。

同事件で最大の争点となっているのは、クローン携帯の制作が会社レベルで行われたものか、それとも個人の意図からはじまったものか、ということだ。警察の情報通り、契約満了を控えた芸能人の動向を把握するためにクローン携帯が使われたならば、違法行為として処罰対象になるだけでなく、道義上の非難も免じにくいとみられる。

大手芸能プロダクションの代表がクローン携帯まで動員して芸能人の私生活を監視したとすれば、サイダスHQの親企業であるSKにまで飛び火することがある、という世論が広がっている。



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