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ウォン安で不正両替が大きく増える

ウォンが安くなり不正な両替が大きく増えている。関税庁釜山税関は19日、昨年10月から今月15日まで総額2311億ウォン(約153億円)の不正外貨取引を摘発したと明らかにした。規定では両替商は外貨を受け取りウォンに交換する単純取引だけが可能で、ウォンを受け取り外貨を売る取引は銀行だけができる。

今回摘発された両替商は、外国人が出入りする飲食店や外国から密かに外貨を購入し、これを旅行会社や輸入業者に売っていた。旅行会社は旅行経費が入金される通帳を両替商に預けて置き、口座にウォン建てで入金があると両替商が外貨に替えて旅行会社に配達していた。こうした方法で不正に外貨を購入した旅行会社は46社に上り、不正取引金額は620億ウォンに達した。主に日本円の取引が多かった。宝石・楽器を輸入するある業者は、関税の支払いを減らすため輸入価格を低く申告し、不足した決済資金を両替商を通じて不正に調達して摘発された。

釜山税関のキム・チョルス外為調査1係長は、「不正取引を通じて両替商は1ドル当たり5ウォン、旅行会社などは1ドル当たり6ウォンの不当な利益を得ていた」と話している。

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