チョ・スンウ |
ミュージカル『ジキルとハイド』がようやくチョ・スンウの影から自由になった。1年のうち最高のオンシーズンである年末を過ぎ、年初になっても勢いが止まらない。有料客席シェア80%台を維持している。
これまで“『ジキルとハイド』=チョ・スンウ”だった。2004年初演当時、無名のチョ・スンウを当代最高のミュージカル俳優にしたのがこの作品だった。以後、チョ・スンウは『マラソン』など映画でも株を上げ『ジキルとハイド』に出演するという話が伝わると、前売り開始数十分で全席が売り切れとなる神話を作った。
しかし今回の公演でチョ・スンウはいない。軍隊に入隊したためだ。そのためこれまでの人気が落ちるのではないかという見方が少なくなかった。しかし公演は5年目入り、観客によるブランドに対する信頼が高くなった。それにチョ・スンウはいなくてもほかの出演陣がある程度の水準以上の実力をもっているという点も強みを見せた。貫禄のリュ・ジョンハン、日進月歩のキム・ウヒョン、パワーあふれるホン・グァンホら3人3色の主役を見比べる楽しさも好評だ。
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