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‘執銃’拒否で死亡した兵士、国が賠償すべき

軍疑問死委、「エホバの証人」信者への殴打・拷問行為認める

自分が信じる宗教の教理に反するという理由で入隊後に銃器を扱うことを拒否した兵士が暴行を受けて死亡した事件に対し、国が責任を取るべきだという判決が、事件発生からおよそ30年後に下された。

軍疑問死真相究明委員会は16日、軍で服務中の75年に死亡したキム・ジョンシクさんなど「エホバの証人」の信者5人の遺族が提起した陳情事件に対し「宗教的な良心を守ろうとする過程で、軍や国の反人権的な暴力により死に至った点が認められる」という判断を示した。


同委が「国家の暴力による死者」に認めた人はキム・ジョンシクさん、チョン・サンボクさん、イ・チュンギルさん、キム・ソンテさん、キム・ヨングンさんの5人。同委は、5人は入隊直後から「執銃」を拒否したことで上級者から殴打・拷問を受け、死亡または自殺に至った、と見ている。

キム・ジョンシクさんは第2訓練所に入所した後、指揮官から執銃を命じられたが拒否し、棒などで殴打された後、病院に運ばれる途中で死亡した。76年に入隊したチョン・サンボクさんは執銃を拒否したという理由から小銃で殴られた後、退所処分となったが、間もなくして死亡した。委員会によると、チョンさんは退所する際、「部隊内で死亡すれば責任を問われるから、退所させて責任を逃れようとしていた」と話していたという。



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