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三星(サムスン)重工業がヨーロッパの船会社からLNG-FPSO(浮遊式原油生産保存設備)を9000億ウォンで受注した。今年に入って造船業界の初受注だ。
LNG-FPSOは三星重工業が昨年、世界で初めて開発したもので、天然ガス抽出・液化・保存機能を取り揃えた特殊船舶だ。天然ガス関連作業をすべて船の上で行い、莫大な費用がかかる陸上液化・保存設備が必要ないというのが長所だ。長さ320メートル、幅60平方メートル、容量21万立方メートルのこの船は主に埋蔵量1億トン以下の中小規模海洋ガス田開発に利用される。
三星重工業キム・ブギョン広報常務は「昨年開発直後、イギリスの船会社から4隻を受注したのに続き、今回追加受注できたことでLNG-FPSOが新主力製品に定着した」と話した。
会社側は特に今年の景気低迷の影響で全世界船舶発注量が減るものと予想されるが、LNG-FPSOなどの海洋設備発注は着々と増加するものとみている。
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