民主労働党は米国関係の案件には継続して反対の立場を取ってきた。在韓米軍撤収、韓米ＦＴＡ反対、米国産牛肉輸入反対などがそうだった。そんな民主労働党所属議員５人（カン・ギカプ、クォン・ヨンギル、クァク・ジョンスク、ホン・ヒドク、イ・ジョンヒ）が１３日、国会本会議で採択された「バラクク・オバマ米国合衆国大統領就任祝い決議案」表決では全員賛成票を投じた。

決議案は在席議員１８２人のうち１８０人が賛成し、２人が棄権処理された。ハンナラ党イ・サチョル（富川遠美乙）議員と民主党キム・ジェギュン（光州北乙）議員だった。イ議員は「民主労働党議員たちが全員賛成したことに驚き、議員たちとその話をしていて記票する時間を逃した」と話した。

当時、決議案上程の事実を知らず本会議場に入った民主労働党の議員たちは、即席会議を経て党論を決めた。権栄吉（クォン・ヨンギル、昌原乙）議員は「弱腰になりすぎているという指摘もあったが、民主労働党の反米は米国自体に対する反対ではなく、ブッシュ政権の誤った政策に対する反対ということで意見を同じくした」と言った。