日本に小学２年生の天才卓球少女が誕生した。

１４日に東京で開かれた全日本卓球選手権ジュニア女子部門で歴代最年少で出場した平野美宇（８）が１回戦で１７歳の高校生選手を下し波乱を巻き起こした。平野はすでに高校生を中心に６０人余りが参加した地域予選で全勝を上げている。


身長１３１センチメートルの平野は、１回戦で身長差が３０センチメートル以上あり、年齢も９歳上の高校２年生の選手と対戦した。全国大会でも実力が通じるか関心を集めたが、平野はボールを左右に強烈にスマッシュし相手を翻弄させた。試合は接戦だった。最初の２セットは取られたが、次の２セットはものにし、最終セットは接戦の末に競り合いを制した。２回戦は３－１で敗れた。

しかし小学２年生としては日本で初めて全国大会で１勝を上げ、「天才卓球少女」との評価を受けている。平野の１勝は日本代表の福原愛（２０）が小学４年生だった１９９８年に全国大会で準優勝したのに匹敵する異変だ。

平野は３歳５カ月でラケットを握った。卓球台の前に立つと上半身だけがどうにか見える程度に身長が低く幼いが、軽快なステップで鋭いスマッシュを左右に飛ばすのが得意だ。山梨県の田富北小学校に通いながら毎日３時間を卓球の練習に当てている。