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この秋に薛琦鉉(ソル・ギヒョン、30)がKリーグに牙を剥くかもしれない。
薛琦鉉は14日、英プレミアリーグを離れ、サウジアラビアのアル・ヒラルに電撃移籍した。薛琦鉉のマネージメント会社は、「6カ月のレンタル後に完全移籍を決定する条件だ」と発表した。韓国人選手の中東サッカーへの進出はこれが初めて。
アル・ヒラルはイングランドの舞台を経験した薛琦鉉の力を借り、アジアの頂点を目指す野心に燃えている。2006~2007、2007~2008シーズンに相次ぎ自国リーグチャンピオンとなったアル・ヒラルは、今年アジアチャンピオンズリーグ(ACL)に挑戦する。
ACLは今年から中東と極東を分離し、組別リーグで行われる。しかしベスト8トーナメントからは抽選で対戦相手が決まる。アル・ヒラルとKリーグのチームが対戦する可能性は高い。Kリーグでは昨年のチャンピオン、水原三星(スウォン・サムスン)をはじめ、FCソウル、蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)、浦項(ポハン)スティーラーズがACLに出場する。
ミッドフィールドで薛琦鉉が寄誠庸(キ・ソンヨン、ソウル)と競り合ったり、薛琦鉉が李雲在(イ・ウンジェ、水原)に向かい強力なシュートを飛ばすこともありうる構図だ。アル・ヒラルの攻撃尖兵としてチームメートとパスをやりとりしKリーグチームのゴールを狙う薛琦鉉はACLのひとつの見どころとなるだろう。
薛琦鉉は早ければ19日にアル・ワタニー戦に出場する。サウジアラビアは税金がなく、薛琦鉉は200万ドルと推定される年俸を全額手にすることができる。薛琦鉉はサウジアラビアでのサッカー経験が引退後の指導者生活にも役に立つと期待している。
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