「北朝鮮とイランの核拡散を阻止するため、時宜にかなった行動を取る」－－。

１３日（現地時間）に米上院外交委員会で開かれた、オバマ米次期政権の国務長官に指名されたヒラリー・クリントン上院議員（６１）の承認に関する公聴会で、クリントン氏は「北朝鮮とイラン、中東、バルカン諸国を見守りつつ、非拡散の土台となる核拡散防止条約（ＮＰＴ）体制を維持するために努力する」と述べた。

クリントン氏は「時々軍事力など‘ハードパワー’が必要とされるという点を知っている」とした上で「米国人と米国の国益を守るため、必要な場合には、最後の手段として軍事力に頼ることもあるだろう」と説明した。


クリントン氏は「北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）加盟諸国とアジアの友邦との同盟を緊密化するのが重要だ」とした後「韓国、オーストラリア、東南アジア国家連合（ＡＳＥＡＮ）とは、経済、安保の面でパートナー関係を強化する」と話した。

同氏は「欧州との伝統的な信頼関係はより深まることになるだろう」とし「人口が多く、影響力を増してきているインドとの交流も増大させる予定だ」と付け加えた。