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朴賛浩(パク・チャンホ、36、フィラデルフィア)が涙を流しながら太極マークとの決別を告げた。 国家代表の引退、そして涙と希望が入り混じった。
朴賛浩は13日、ソウル小公洞(ソゴンドン)ロッテホテルで記者会見を要望し、周囲を驚かせるような言葉を述べた。 これまでの悩みをファンに伝えるために準備した席だった。
朴賛浩は「先日、フィラデルフィアの同僚が薬物問題を起こし、予定されていた自分の入団式が中止になった。 ‘自分は今この程度の選手なのか’と失望した」と語った。 朴賛浩は「韓国の記者が米国に来るのも難しい状況なので自分でユニフォームを持ってきた」と述べた後、フィラデルフィアのホームユニフォームを着て記者らに見せた。
朴賛浩はこの時から涙を見せ始めた。 国家代表の引退を知らせる席が自ら設けた入団式ということで、悔しさがこみ上げてきたようだった。 朴賛浩は「韓国でユニフォームを着て会見をするのは初めてだが、 これも悪くない」と言いながら努めて笑顔を見せた。
朴賛浩は自分の選択を理解してほしいというメッセージを繰り返し伝えた。 フィラデルフィアでの自分の地位が確実でない点、契約期間が1年しかないという点、WBCと所属チームを両立させるのが難しいという点を説明し、「ファンには本当に申し訳ない。 自分の状況を説明しなければならなかった」という言葉を繰り返した。
朴賛浩は数日前までWBC参加問題で悩んだ。 フィラデルフィアのスプリングキャンプに参加したとしても先発が保証されるわけではないので故国の要求に応じよう、とも考えたという。 しかし朴賛浩は「節制が必要だった。 自分の年齢もあり、これ以上代表チームでするのは難しいと感じた。 所属チームで先発争いをして、最善を尽くして投げることが自分の役割だと考えた」と語った。
しかし朴賛浩は最後まで「祖国」を放さなかった。 日本宮崎で行われる斗山(トゥサン)のキャンプには予定通り合流する予定だ。 また最後の選手生活は韓国でしたいという考えも改めて強調した。
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