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中国の対北農業関係者「北、昨年食糧470万トンを生産」

暫定集計によると、北朝鮮が昨年に収穫したコメ、トウモロコシ、ジャガイモなど食糧の総量が約470万トンにのぼると、中国の対北農業関係者が12日、伝えた。

匿名を求めた同関係者は、北朝鮮の農業省高官のコメントとして「昨年の春と秋、異常な低温により収穫高を達成しにくいと予想していたが、集計の結果、近来では最高水準となる約470万トンの収穫量を確認した」と話した。同関係者は最近北朝鮮を訪問し、こうした情報を入手したと付け加えた。

同氏は「ほかの北朝鮮の農業関係者に聞いた話だ」とした後「北朝鮮は苦難の行軍時代(90年代後半)に食糧の生産量が300万トンで、食糧難が深刻化していた。しかし昨夏は水害が一度もなく気候が良かった上、ジャガイモなど代替作物の生産量が増えたため全体生産量が大幅に増えた」と説明した。


韓国政府の推算によると、昨年北朝鮮は、07年に比べ30万トン増加した約430万トンを生産した。政府はこの5年間、約40万~50万トンの食糧を支援してきたが、昨年南北(韓国・北朝鮮)関係が膠着(こうちゃく)状態に陥って以来、食糧支援を中断した。米国は昨年末から50万トンの食糧(直接10万トン、国際機関を経由して40万トン)を送っている。



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