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「次回は済州道(チェジュド)で一緒にゴルフをしながらゆっくりと話し合うのも良いのでは」--。
李明博(イ・ミョンバク)大統領が11日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で行われた非公開の会見で、麻生太郎首相に提案した内容だ。青瓦台の李東官(イ・トングァン)スポークスマンによると、両首脳が頻繁に会おうというレベルからコメントしたものだ。
これに先立ち李大統領は「年初に麻生首相が来韓したから、(次回は)私が日本を訪問したい」とも話した。両首脳が会うのは就任から5度目となるが、雰囲気は和気あいあいとしていた。同午後6時に会った両首脳は、財界人の懇談から夕食会に至るまでのおよそ3時間をともにした。両国首脳と財界人の懇談には、両国の財界トップが多数出席した。
韓国側からは暁星(ヒョソン)グループ会長の趙錫來(チョ・ソクレ)全国経済人連合会長ら経済4団体長と現代(ヒョンデ)自動車の鄭夢九(チョン・モング)会長ら4大グループの会長・副会長を含め20人が出席した。日本からは麻生首相に随行した御手洗経団連会長を含め19人の財界総帥が出席した。
財界人は青瓦台を訪問する前に「韓日財界新年懇談会」を開き、経済難克服に向けた両国の協力策について意見を交わし、共同会見の際に同内容を発表した。ひとまず韓国代表を務めた趙会長は「韓国の中小企業の7割が日本との技術協力を望んでいる」とした後「このため‘中小企業CEO(最高経営責任者)フォーラム’を作って、今年から開催し、協力策を協議する方針を決めた」と述べた。続いて「両国間の投資拡大に向け、投資調査団を派遣することを決めた」とし「部品購入のための展示会も準備している」と発表した。
日本代表の御手洗会長は「両国の産業協力を深めるためには、韓日経済連携協定(EPA)の締結が何よりも重要だという認識を共有した」と述べた。EPAは通商に関する自由貿易協定(FTA)にサービス、投資、電子商取引など多様な経済取引まで包括する協定だ。青瓦台の忠武室で開かれた懇談で、李大統領のそばには日本の財界人が、麻生首相のそばには韓国側の財界人がそれぞれ同席した。
韓日両国の首脳、財界人と懇談(2)
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